こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はNEC製 ノートパソコン LM750/LS(PC-LM750LS6B)からのデータ復旧です。
まずは状況ですが、いわゆるWindowsが立ち上がらないという症状です。
ちなみに本製品はWindows8がプリインストールされた製品ですが、Windows10の無償アップグレード期間にアップグレードしたそうです。
ですので、写真の画面はWindows10のものです。
電源を入れると「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。」というわけで、自動的に再起動されるわけですが、その後・・・
自動修復できませんでしたということで、詳細オプションに進みます。
ここで「トラブルシューティング」を選択して・・・
さらに詳細オプションに進み・・・・
やれることはやってみたわけですが、どれも不調に終わります。
基本的に、お客様が大事にしているのはパソコンよりもデータでしたので、いわゆる「初期化する」方向の作業は禁物です。
それ以外のやれることだけということになりますので、そう多くのことができるわけではないのですが。
おそらくハードディスクが軽く破損しているだろう予測をお伝えしたところ、そうであるならパソコンは買い替えるとのことでした。
いずれにしろデータ優先ですので、ハードディスクを取り出してデータを見てみることに。
WesternDigital製のWD10JPVT AFT仕様 1TBのハードディスクです。
予想通りハードディスクに障害がありました。
ただし軽度の損傷でしたのと、お客様が必要としていたデータの容量が大きくなかったため、その場でデータをお渡しすることができました。
この後新品のパソコンを購入されたとしても、いつ何時にパソコンは起動しなくなるかわからないので、やはりバックアップが必要ですというお話をさせていただき納品です。
ありがとうござました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はバッファロー製 外付けハードディスク HD-PNF1.0U3-BBEからのデータ復旧です。
今回の復旧作業は、ハードディスク障害そのものは重くはないのですが、一つハードルがありました。
本製品はHD-PNFU3/Nシリーズに属する製品となるのですが、このシリーズの特徴として、メーカーHPからダウンロードして「お出かけロック」という機能を使えるところにあります。
お客様も、この機能があるからこれを使っているということでした。
「お出かけロック」とはどういうものかというと、PCに接続時にあらかじめ設定されたパスワードを入力しなければ開かないというものです。
万が一、失くしてしまったり、盗まれたりしてもデータが見られることがないというわけです。
同様な機能を提供するものとして、WindowsのエディッションがProの場合に使用できるWindows BitLockerドライブ暗号化とか、その他いろいろありますが、使用時には注意が必要です。
お出かけロックもそうですし、Windows BitLockerもそうですし、それ以外のものもそうですが、基本的には書き込むデータを暗号化するような処理を施すことになります。
使用するツールにもよりますが、復号化するキーがなければデータを全く見られなくなるものもあります。
Windows BitLockerで暗号化されたドライブなどは、ハードディスク障害がなくても、搭載PCから切り離した場合にはデータの閲覧はかなり難しくなります。
セキュリティ上は非常に好ましいものなわけですが、バックアップをきっちり取っていなければ、「イザ」っていうときには思わぬ事態でデータ消失と同様の状態になってしまいます。
今回の「お出かけロック」に関して言えば、復号化のキーがパスワードなので、そのパスワードがわかっていればハードルは低くなります。
では、ハードディスクを取り出してみましょう。
WesternDigital製のWD10JPVX AFT仕様 1TBのハードディスクです。
上述したように、今回はお客様がパスワードをわかっていますので、障害に対する処置を正しく行えば、復号化は可能なのでデータを復旧可能となります。
セキュリティも大事ですが、バックアップあっての話と思います。
お客様には今後このようなことがないようにご説明させていただき、納品となりました。
ありがとうござました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はNEC製 ノートパソコン NS750/GAB(PC-NS750GAB)からのデータ復旧です。
写真の通り電源は入ります。
「NEC」のロゴマークも表示します。
ですがロゴ表示の後、勝手にBIOS画面に切り替わってしまいます。
そこでBIOS画面を見てみますと・・・。
時間、日付ときて、次の行にはHDDの型番が載るはずなんですが「Not Present」と表示されています。
次の行にはDVDドライブの型番が表示されています。
つまるところ、HDDが全く認識されていないというわけです。
非常に状態が悪いということになります。
実はこの案件は、BIOS画面でわかるとおり、4月6日にお客様からお預かりしたものなのです。
話は戻してHDDを取り出してみます。
東芝製のMQ02ADB100H AFT仕様 1TBのハードディスクです。
BIOSで認識できないものですので、このままではどうにもなりません。
部品交換などの作業を何度かへまして、どうにかデータ復旧までこぎつけました。
先述したように20日ほどもかかってしまいましたが、お客様はお仕事の大事なデータだったらしく、非常に喜んでいただけました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はバッファロー製 外付けハードディスク HD-LB2.0U3/YDからのデータ復旧です。
症状としては、よくある症状で「フォーマットしますか」と言われてしまうやつです。
でも、ディスク情報の表示はされていますね。
このような症状のハードディスクは、ほとんどが読み取り不良セクタが存在することにより、論理的にフォーマットが崩れることによっておこります。
問題はこの“不良セクタ”がどれだけの数が発生しているかということです。
ちなみにこの症状の状態は、たった1個の不良セクタの発生でも起こりえます。
ハードディスクの先頭セクタ(最初の1個目のセクタ)は、マスターブートレコード(MBR)と呼ばれるセクタになっています。
これはMBRのハードディスクでもGPTでも同様です。
この最初のセクタが不良セクタになってしまうと、それだけでこの症状が発生します。
マスターブートレコード(MBR)と呼ばれる先頭セクタには、そのハードディスクの固有情報やファイルを読み込むための重要な情報がおさめられています。
ですので、このマスターブートレコード(MBR)が読み込めないと、そもそもドライブやボリュームとして読み込めないことになります。
そうすると、フォーマットされていないハードディスクのような扱いになるので、フォーマット要求されるということになるわけです。
あるいは、MBR以外のセクタであっても、ある程度の数の不良セクタが存在すると、そのボリュームやドライブとしてのフォーマットの整合性が取れなくなり、論理的にフォーマットが崩れるという結果になるわけです。
実際の障害で多いのは、数十から数千セクタの不良が起こっているというパターンです。
「数千セクタ」と聞くと非常に多いように思われるかもしれません。
しかし、1セクタのサイズは非AFTのHDDで512バイト、AFT仕様のHDDでも4KBという小さいサイズですので、仮に1000セクタというとどれくらいかというと、連続した1000セクタだと考えてみれば、AFT仕様なら4MB、非AFT仕様なら500KBほどということになります。
非常に小さな値であることがわかりますね。
ただし、実際問題としては、不良セクタが必ず連続していると決まったわけでなく、その不良セクタの分布なども合わせて、実際のファイルへの影響が決まってくることになります。
そこで今回のハードディスクですが、今回は不良セクタが非常に多いほうでした。
ハードディスクは東芝製のDT01ACA200 2TBのAFT仕様ハードディスクです。
解析した結果は75,000個の不良セクタが発生していました。
領域としては300MBほど分ということになります。
2TBのハードディスクに400GBほどのデータが保存されていましたが、ハードディスクの前方に75,000個の不良セクタがあるので、おおざっぱにいうと400GBのデータのうち300MBの破損がある、ということになります。
容量ベースで考えると、0.007~0.008%程度の破損ということになります。
ファイル数ベースだとこれより若干上下すると思いますが、率としては非常に小さいことがわかってもらえると思います。
よくある数十から数千レベルだと、限りなく100%に近い復旧率になるわけです。
でも、破損ファイルが最重要なファイルであったなんてことが起きないわけではないです。
基本的には、データ復旧に期待するのではなく、きちんとバックアップを取りましょうね。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はDELL製 モニタ一体型デスクトップ Inspiron One 2320からのデータ復旧です。
本件はコンピュータの電源が入らないということですので、ハードディスクにはおそらく問題はなく、安価にデータを取り出せる見込みとなります。
早速サクッとハードディスクを取り出します。
SeageteのST31000524AS 1TB 非AFT仕様 Barracuda 7200.12。
先日のHPのモニタ一体型も、このハードディスクでしたね。
予想通り、ハードディスクには何の問題もありません。
お客様の指定のディレクトリの部分を、USBメモリに取り出して終了です。
ご依頼ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はバッファロー製 外付けハードディスク HD-LL1.0U3-BKDからのデータ復旧です。
状況は非常に悪いです。
コンピューターに接続してもスピンアップしません。
つまり、全く動かないということです。
というわけで、まずは中身を取り出します。
WesternDigitalのWD10EZRX AFT仕様 1TBのハードディスクです。
取り出して調べてみると、どうも制御基板の電源系がやられているようです。
直付けすると電源系であやしい挙動をします。
本案件はある団体様が業務使用されていたもので、今回の復旧については「至急案件」となっていました。
大至急該当基板の取り寄せを行い、復旧作業という段取りです。
制御基板のみの問題であれば、完全100%の復旧といった結果になるはずです。
取り寄せた部材で復旧作業を行いましたが、解析の結果、少々プラッタにもダメージがあるようでした。
ただ、完全100%とはなりませんでしたが、破損データはファイル数ベースで0.01%以下のとどまるものでした。
至急扱いの期日までに納品できて、お客様にも喜んでいただけました。
うまい具合に土日を挟んだスケジュールだったので、木曜日に預かり月曜日に納品となり、業務に与えるダメージは最小限で済んだようです。
ご依頼ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はHP製 モニタ一体型パソコン Omni 220 PC(220-1020jp)からのデータ復旧です。
写真のとおり「No boot disk・・・・」というのが最後の行に出ています。
まず間違いなくハードディスクが故障しています。
それもある程度重症であることも、この時点でわかります。
早速ハードディスクを取り出します。
SeageteのST31000524AS 1TB 非AFT仕様 Barracuda 7200.12シリーズのハードディスクです。
解析してみたところ、やはり予想通り当社分類で重度障害という事になりました。
お客様には相当のお時間をお待ちいただきましたが、何とかデータ復旧作業を完了させました。
ある程度の破損データは出ましたが、復旧データを納品となりました。
ありがとうござました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はBUFFALO製 ネットワークハードディスク LS-WX1.0TL/R1Jからのデータ復旧です。
いわゆるNASですが、製品としてはHDD×2台のRAID0およびRAID1対応ということになります。
今回のものは500GB×2で、RAID0なら実容量1TB、RAID1なら500GBということになります。
写真でお分かりのように、赤いランプが点灯しています。
静止画ですので点灯しているように見えますが、実際には点滅しています。
電源投入後すぐに点滅をしますが、つまるところシステムエラーということです。
ちなみにこの製品は、RAID0およびRAID1対応ですが、出荷時はRAID0の設定になっています。
そのまま使えばRAID0で使用することになるので、非常に危険な使い方だということになります。
お客様は間違いなくそのまま使用されていて、RAID0であったということも自覚されていたようです。
そのうえで実はお客様ご自身で、同一製品を購入されて2台のハードディスクを抜き取り、新しく購入したほうに入れてみたそうです。
それでも状況は変化なかったということです。
それともう一つ、お客様自身で確認できていて、お知らせいただいた内容があります。
それがこの写真です。
前カバーを外して2台のハードディスクを抜き取ると、その奥にハードディスクが接続されている基板が見えるのですが、その基盤の一部が焼け焦げているのです。
赤矢印で示した部分2か所ですが、おわかりになりますか?
さらに、元々付属していたACアダプタでは、電源が入ることもなく、実は最初の写真で電源が入っているのは、お客様があとから購入した同一製品のものを使用しているのです。
状況から考えると、ACアダプタに何らかの不具合が生じ、その結果として過電流や高電圧の電流が本体に流れ、基板を焼いてしまうということになったというのが正しい見方と思います。
そうなると問題は、その過電流もしくは高圧電流が、搭載されている2台のハードディスクに影響を及ぼしたかどうかです。
ただ、同一製品にそのハードディスクを入れてみても状況に変化がないとのことですので、間違いなく影響したと思われます。
というわけでハードディスクそのものを見てみます。
SeageteのST500DM002 500GB AFT仕様のハードディスクです。
これが2台搭載されているわけですが、結果2台ともスピンアップもできない状況でした。
間違いなくハードディスクの制御基板もやられてしまっています。
ただ、それでもプラッタさえ無事でいてくれれば、データ復旧の可能性は非常に大きいです。
基板交換などで対処して、システムを復元してみたところ、プラッタそのものには問題はなく、無事データ復旧できました。
RAID0の復旧ですので、単体ハードディスクの復旧よりは費用はかかってしまいますが、大事なお仕事のデータらしいので、お客様にはご満足いただけました。
RAID0構成で使用するのは非常に危険なことや、今後のデータ保管について安全に運用するためには、いろいろなご提案ができることをお話しし納品させていただきました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はDELL製 ノートパソコン Latitude 3570からのデータ復旧です。
企業様でご使用のものです。
Windows10 ProがインストールされたPCになります。
状況はWindowsが起動しないというものです。
早速内蔵HDDを取り出します。
東芝製 MQ01ACF050 AFT仕様の500GBのハードディスクです。
不良セクタが、HDD領域の最前方に集中して存在していました。
これでは起動できるわけがありません。
しかし、幸いなことに不良セクタが非常に前方に集中していたおかげで、お客様のオーダーである「デスクトップ」と「マイドキュメント」には、全く影響を与えていないと言っていい状況でした。
おかげでほぼ100%のデータ復旧作業になったと思われます。
Windows10のPCですので、それほど古いものではありません。
それでもハードディスクが損傷するのは避けられません。
そのあたりのお話をさせていただき、パソコンもHDD交換の上でWindows10をインストールし、復旧データを格納しての納品となりました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はBiffalo製 外付けハードディスク HD-PA1.0TU3からのデータ復旧です。
本製品は、バッファローがMacおよびWindows向けに販売している製品です。
通常よくある外付けハードディスクはWindowsのみの対応のものがほとんどですが、Macにも対応していると謳っています。
実際のところ、Windows対応・Mac対応という表記がされていますが、それはファイルフォーマットの問題であり、Windows対応のみの製品であっても、MacでフォーマットしなおせばMacでも使用可能になります。
本製品は出荷時状態でMac対応のフォーマットになっていますので、Macであればそのまま使用できます。
Windowsで使用する場合は、再フォーマットすればいいだけの話です。
基本的にはどちら対応になっていても、使用するPCでフォーマットすればいいということになります。
本製品の特徴としては、Thunderbolt対応という点ですね。
Thunderboltは、USB3.0よりもさらに高速な転送速度の規格となります。
本製品では理論値では10Gbpsの速度となります。
ちなみにUSB3.0の場合は5Gbpsとなりますので、倍の速度での転送が可能ということになります。
本製品はSSDモデルとHDDモデルがありますが、今回の対象はHDDモデルの1TBとなります。
今回のお客様はMacをご使用でした。
Macフォーマットの外付けハードディスクからのデータ復旧となります。
症状は、Macに接続するとこんなメッセージが返ってきます。
「セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。」ということです。
そのうえで選択肢が「初期化」「無視」「取り出す」です。
状況的には、Windowsでいうところの「フォーマットしますか」の状態とほぼ同じです。
早速分解し、ハードディスクを取り出します。
SAMSUNGのST1000LM024 1TBのAFT仕様のHDDです。
単体検査を行ったところ、不良セクタがそう多くはないですが散在している状況でした。
理論上、数ファイルの破損はあり得る状況でしたが、総データに比較しては、ごくごく微量の破損データということになります。
別途Macでフォーマットした外付けハードディスクに格納して納品です。
Mac自体の修理は非対応ですが、データ復旧に関してはMac内蔵HDDでも、外付けハードディスクでも完全対応です。
Mac関係でデータ復旧でお困りの方は、ぜひお問い合わせください。
ありがとうございました。