当社の法人契約のお客様のところで、あるメーカーのノートパソコンで、あいつで同じ症状が出ることが発生しました。
どんな症状かというと、朝出社してパソコンを起動すると、まったくまっさらな状態で起動するというものです。
昨日までデスクトップにあったファイルなどが、どこにもないということです。
基本的にWindowsというOSは、起動時に「ユーザープロファイル」と呼ばれるファイルを読み込みます。
何らかの原因でこのファイルが読み込まれない場合、Windoowsは一時的に「Temp」と名のつくユーザープロファイルを自動生成して起動します。
その際は、あたかもまっさらな状態で起動するのですが、まったく持ってその状態です。
さらに再起動させると、元の状態で起動できます。
どうやらある特定のメーカーの特定のシリーズの機種で起こっているようです。
この症状が起きた際の対処法として「高速スタートアップ」を無効にするのが効果があるようです。
具体的には、「コントロールパネル」(大きいアイコンまたは小さいアイコンの状態)→「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択する」→「現在可能ではない設定を変更します」→「高速スタートアップを有効にする」のチェックボックスを外します。
基本的にはこれで症状は治まるはずです。
もしこの症状が起きて、上記の対応方法でも改善しない場合は、HDDやSSDなどのストレージに損傷がある疑いあるので、当社にご相談ください。