こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はBUFFALO製 ネットワークハードディスク LS-WX1.0TL/R1Jからのデータ復旧です。
いわゆるNASですが、製品としてはHDD×2台のRAID0およびRAID1対応ということになります。
今回のものは500GB×2で、RAID0なら実容量1TB、RAID1なら500GBということになります。
写真でお分かりのように、赤いランプが点灯しています。
静止画ですので点灯しているように見えますが、実際には点滅しています。
電源投入後すぐに点滅をしますが、つまるところシステムエラーということです。
ちなみにこの製品は、RAID0およびRAID1対応ですが、出荷時はRAID0の設定になっています。
そのまま使えばRAID0で使用することになるので、非常に危険な使い方だということになります。
お客様は間違いなくそのまま使用されていて、RAID0であったということも自覚されていたようです。
そのうえで実はお客様ご自身で、同一製品を購入されて2台のハードディスクを抜き取り、新しく購入したほうに入れてみたそうです。
それでも状況は変化なかったということです。
それともう一つ、お客様自身で確認できていて、お知らせいただいた内容があります。
それがこの写真です。
前カバーを外して2台のハードディスクを抜き取ると、その奥にハードディスクが接続されている基板が見えるのですが、その基盤の一部が焼け焦げているのです。
赤矢印で示した部分2か所ですが、おわかりになりますか?
さらに、元々付属していたACアダプタでは、電源が入ることもなく、実は最初の写真で電源が入っているのは、お客様があとから購入した同一製品のものを使用しているのです。
状況から考えると、ACアダプタに何らかの不具合が生じ、その結果として過電流や高電圧の電流が本体に流れ、基板を焼いてしまうということになったというのが正しい見方と思います。
そうなると問題は、その過電流もしくは高圧電流が、搭載されている2台のハードディスクに影響を及ぼしたかどうかです。
ただ、同一製品にそのハードディスクを入れてみても状況に変化がないとのことですので、間違いなく影響したと思われます。
というわけでハードディスクそのものを見てみます。
SeageteのST500DM002 500GB AFT仕様のハードディスクです。
これが2台搭載されているわけですが、結果2台ともスピンアップもできない状況でした。
間違いなくハードディスクの制御基板もやられてしまっています。
ただ、それでもプラッタさえ無事でいてくれれば、データ復旧の可能性は非常に大きいです。
基板交換などで対処して、システムを復元してみたところ、プラッタそのものには問題はなく、無事データ復旧できました。
RAID0の復旧ですので、単体ハードディスクの復旧よりは費用はかかってしまいますが、大事なお仕事のデータらしいので、お客様にはご満足いただけました。
RAID0構成で使用するのは非常に危険なことや、今後のデータ保管について安全に運用するためには、いろいろなご提案ができることをお話しし納品させていただきました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は東芝製 2.5インチハードディスク MQ01ABD050からのデータ復旧です。
単体ハードディスクなんですが、お客様ご自身が外付けハードディスクケースに入れて使用されていたものです。
センチュリーのケースです。
中身はMQ01ABD050です。
症状としては、未フォーマット状態として認識されるということです。
PCに挿した途端このエラーです。
「フォーマットしますか?」
不良セクタなどでファイルシステムが崩壊している感じでしょうね。
コンピュータ上ではこのように見えます。
画像上では「Fドライブ」がそれに当たりますが、ディスク情報が全くなくなっているのがわかるかと思います。
ドライブとしては認識していますが、全容量がどれだけなのか、どれくらいデータが格納されているのかを示す情報が表示されません。
ここであわてて「フォーマットしますか?」に対して「ディスクのフォーマット」を押さないでください。
フォーマットしたから使えるようになるわけでもないですし、データが見えるようになるわけでもありません。
この状況になってしまったなら「キャンセル」を選択して、速やかにご連絡ください。
データ復旧作業はそれほど難航しませんでしたが、理論上数ファイル程度の破損データがあるであろう結果でした。
全ファイル数からすると0.1%以下の破損ではあります。
ハードディスク自体は購入されてからさほど時間がたっていないとのことでした。
しかし、新しいからと言って壊れないわけではありません。
新しく購入したものであっても、その日からバックアップを取らなければいけません。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は富士通製 ノートパソコン LIFEBOOK AH53/U(FMVA53UB)からのデータ復旧です。
2015年春夏ころの製品ですので、3年使用ですからそこまで古いものというわけではないですね。
Windows8機の最終版ぐらいのイメージです。
症状としては、立ち上げるとWindowsUpdateからの再起動のプロセスが始まって、これが大体80%前後のところで止まってしまい、ずっとそのままとのことです。
いやいや、これはやはりハードディスク損傷の可能性大ですね。
早速ハードディスクを取り出し検査です。
WesternDigital製のWD10JPVX 1TB AFTのハードディスクです。
単体検査を行ったところ、やはりハードディスクに軽い損傷があります。
ただ程度が軽いので、データはサクッと取り出し完了です。
パソコンのハードディスクを交換の上、リカバリして、データを格納して納品です。
ある意味今回は運が良かった部類ですので、バックアップの重要性をご説明してお渡ししました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はバッファロー製 ポータブル外付けハードディスク HD-PS120U2-WHからのデータ復旧です。
2007年夏ころの製品ですので、10年以上使用されているものということです。
お客様によると、パソコンに挿しても全く反応しないとのことです。
確認してみましたが、確かにパソコンも無反応ですし、そもそもハードディスクがスピンアップしません。
ちょっと復旧に苦労しそうな予感です。
早速ですが中のハードディスクを取り出します。
SAMSUNG製のHM121HI 120GB 5400回転のハードディスクです。
さすが10年以上前のものです。
容量の小ささもさることながら、SAMSUNG製というのが懐かしいです。
現在ではSAMSUNGのハードディスクは販売されていません。
SAMSUNGはハードディスク事業をSeagate社に売却しましたので。
それはそうと、解析してみたところ制御基板の損傷であることがわかりました。
それが原因でスピンアップしないというわけです。
お客様を少々お待たせしましたが、交換部品を取り寄せて復旧作業完了しました。
今回は基板のみの損傷で、プラッタに障害がなかったので100%復旧です。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は NEC製 ノートパソコン LS150/TSB(PC-LS150TSB)からのデータ復旧です。
今回は起動できなくなったということでお客様がお持込されましたが、パソコンは買い替えるので修理の必要はなく、データの取り出しのみのご依頼ということです。
本体のみのお持込で、ACアダプタがない上にバッテリーは空なので、どういう状況なのかがこのままでは不明です。
このままではまったく状況把握できませんので、さっさとハードディスクを取り出します。
東芝のMQ01ABD075 750GBのハードディスクです。
まずはこのハードディスクを検査してみます。
結果はいくつかの不良セクタが存在している状態で、おそらくこれのせいで起動できなかったのでしょう。
不良セクタの数も驚くほど多くはなく、わりとすんなりと復旧可能でした。
今後はまめにバックアップをされたほうがいい旨お話しして納品でした。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は 東芝製 モニタ一体型パソコン dynabook REGZA PC D732/WVTHB(PD732VTHBNVW)からのデータ復旧です。
今回は単純に電源が入らないというものです。
お客様としては、これを機に買い替えを考えていらっしゃって、Windows10も使ってみようかな、という考えで、データさえ確保できればということでした。
データに関しては、電源が入らないだけであれば、故障個所はマザーボードであろうということになり、安価にデータを取り出しできるはずです。
というわけで、まずはハードディスクの取り出しです。
裏側のバックパネルを取り外します。
赤矢印で示したものがハードディスクです。
マウンタも取り外し、ハードディスクそのものを見てみます。
さすがに東芝のハードディスクですね。
3.5インチ 3TBと大容量です。
東芝のDT01ACA300 当然AFT仕様のハードディスクです。
結果は予想通りですが、ハードディスクには何の問題もありません。
非常にリーズナブルな価格で、データを確保することが可能でした。
とは言うものの、データ量が非常に大きく、お客様ご自身では外付けハードディスクなどをお持ちではなかったので、当社でご用意させていただき、その外付けハードディスクにデータを格納してお渡しとなりました。
今後は、この外付けハードディスクにバックアップを取るようにお話しして、データの引き渡しとなりました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は SONY製 モニタ一体型パソコン VPCL118FJからのデータ復旧です。
2009年の秋頃のものですね。
インテル Core2 Duo E7500 プロセッサー搭載で、地上・BS・110度CSデジタルチューナー×2、ブルーレイディスクドライブ搭載というところで、当時としてまずまずの性能というところでしょうか。
今回は症状の確認は省略です。
というのは、これを持ち込まれたお客様から、他社で東京に送って出た見積もりが20万円で、さすがにあきらめたけれども、あきらめきれずに当社を探して持ってきたということをお聞きしました。
ですので、ハードディスクが損傷していることは間違いないのでしょう。
症状を見るのは省略して、早速解析のためにハードディスクを取り出します。
裏側の本体を支える「脚」にあたる部分の、本体との接続部分のネジ4本を外し、脚を切り離しますと・・・
すでにハードディスクが見えています。
ただ、その上にB-CASカードのリーダーが乗っているので、これもネジを外してどかします。。
そうすると、サクッとハードディスクが取り出せます。
搭載ハードディスクはWesternDigitalのWD1001FALS 1TBの非AFTハードディスクいです。
WD Caviar Black シリーズの属する、やはり当時としてはスタンダードなハードディスクよりも、ワンランク上をいくハードディスクです。
状態はというと、まず読み込み速度が異常に遅い、そのうえ不良セクタが散在という状況です。
解析を進めると、不良セクタの多さが目に付きます。
それでも時間をかけながら、少しずつ進めていき、相応な時間はかかりお客様をお待たせはしましたが、何とか一通り作業終了です。
お客様が大事にしていたのは写真で、その中でも昨年撮影されたものということです。
それ以前のものはバックアップがあるそうで、とにかく昨年撮影のものさえあればということです。
結果をお客様と確認してみましたが、ザックリの感触では100枚に1枚程度の破損データがある感じです。
でも、お客様にはこの結果に満足していただけました。
まずは何よりです。
ただ、復旧作業が2回行われたというのがひっかかります。
他社様で1回行われ、当社が都合2回目の復旧を行ったことになるわけですが、1回目を当社で行わせていただければ、もっといい結果を出せたのではないかと思わずにはいられません。
そうは言っても、“たられば”の話なので仕方ありませんが。
最終的には他社様よりずっと安くご提供できることが可能でした。
そもそも当社には明確な料金表があるので、1TBであれば絶対にどんなに悪くても20万円にはなりません。
あらかじめお客様にも料金提示したうえで、「その金額ならぜひ」と言っていただき進めた作業でしたので。
皆様も、データ復旧依頼を行う際には、最初の1回が一番いいコンディションで行えるということを頭に入れておいてください。
その一番いいコンディションで行える復旧作業を、復旧金額が高額になるところで行うと、せっかくのデータを手に入れられないということが起きるのです。
当社は明快な料金表で、お客様にご説明の上で作業にかかりますので、やってみてからのご提示ではありません。
ぜひご検討ください。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は SONY製 ノートパソコン VPCEB28FJからのデータ復旧です。。
今回はWindowsが起動しないという症状で持ち込まれていますが、パソコンそのものの修理は必要なく、買い替えを考えられているとのことです。
しかし、データだけは確保したいということでのご依頼です。
とりあえずハードディスクを取り出してみます。
WesternDigital(ウェスタンデジタル)のWD5000BEVT 500GBのハードディスクです。
修理は必要ないとのことですので、詳細な診断は行いませんでしたが、どうも不良セクタがチラチラある感じに見えました。
ただ、いずれにしても軽度な障害らしく、データはコピー作業で抜くことが可能な程度でした。
大切な写真がたくさんあるらしく、データを確保できてほっとします。
皆様も、可能な範囲で初期症状の状態でお持込いただけると幸いです。
悪化してからではこう簡単にデータを抜き取ることはできません。
どうにかならないかなと思われるお気持ちはわかりますが、万が一悪化させると、取り返しのつかいない状況になることもあります。
あまり試行錯誤せずに、おかしいなと思ったならばお電話ください。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は 富士通製 ノートパソコン AH77/R(FMVA77RBG)からのデータ復旧です。
Windows8のパソコンですが、Windows10にアップグレードされています。
症状は、こんな感じです。
ここで「詳しい修復オプションを表示する」を押すとこうなります。
この後何をどう選択しようと、どれもうまくいかないか、あるいは固まってしまうかということです。
あからさまにハードディスクが原因のように見えます。
とにかく一度HDDを検査してみましょう。
まずは分解していきます。
裏側の手前側に、幅1センチ程度のプラスチックが爪でひっかける形でついていますので、まずこれを外します。
そうすると裏を覆う金属板を固定するネジが2本あるので、これを外して金属板を奥側にスライドすると、この金属板が外れます。
金属板が外れると、ネジがたくさん見えてきますので、これを全部はずします。
ネジは4種類ほどありますので、どこについていたかチェックしておきます。
ネジが全部外れると、ボトムケース側が外れます。。
これでハードディスクとご対面です。
ハードディスクはSeagateのST1000LM014です。
SSD+HDD型のハイブリッドハードディスク、いわゆる「SSHD」です。
1TBのハードディスクに8GB MLCのNANDフラッシュを搭載して、十分な容量とSSDに近い速度を実現しようというものですね。
解析してみたところ、多数の不良セクタがあり動作不良となっています。
しかしデータ復旧は十分可能です。
最終的には1%以下の破損ファイルは存在しますが、満足いただける結果となりました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は Lenovo製 ノートパソコン G50(G50-30)からのデータ復旧です。。
症状としては、Windowsが起動せずにエラー画面になってしまうというところで、こんな感じです。
「Windows Boot Manager boot faild」と表示されています。
ここで「OK」を押すと・・・
こんな画面になります。
BIOSを確認してみると、ハードディスクが認識されていませんでした。
当社分類では最悪の「クラスC」分類です。
データ復旧は一苦労しますし、データのお渡しも少々長くかかってしまう予想です。
ハードディスクを取り出してみます。
HGSTブランドのHTS545050A7E660 Travelstar Z5K500シリーズです。
7mm厚の500GBハードディスクです。
HGSTブランドは、日立グローバルテクノロジーをWesternDigitalが買収しましたが、ブランドとして「HGST」の名を残したものです。
やはりデータ復旧作業は苦労しました。
それでも1週間後には、破損データもありましたがお渡しできました。
パソコンのほうもハードディスクを交換して、Windowsを入れなおして復旧データを移して、すべてお客様にお渡しです。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は バッファロー製 MiniStation HD-PCH500U3-BKからのデータ復旧です。。
症状の写真を撮り忘れてしまいましたが、「フォーマットしてください」のエラーが出るという、わりとスタンダードな障害です。
中のハードディスクを取り出します。
東芝のMQ01ABF050 AFT仕様 500GBのハードディスクです。
解析したところ、先頭部分に2000個余りの読み取り不良セクタが存在していました。
「2000個の不良セクタ」と聞くと、数字が大きいのでひどくやられているように感じますよね。
いや、というかまあ「ひどくやられている」のではあるのですが、冷静に数字を考えるとちょっと違って見えるはずです。
不良セクタ2000個というのは、容量にするとどれくらいでしょう。
AFT仕様のハードディスクは、1セクタが4KBです。
それが2000個ですので、掛け算すると8MBということになります。
非AFT仕様のハードディスクであれば、1セクタは512Bですので、AFT仕様に比べ8分の1の1MBです。
今回の実数は2000個を少々超えていますので、大目に見ても10MB程度でしょう。
不良セクタが、ハードディスク全体に均一に存在するとしたら、最大でその不良セクタの数と同じだけ、破損ファイルがあることになります。
(そのハードディスクすべてにデータが書き込まれているという場合)
実際の使用状況で考えると、データが書かれていない場所にも不良セクタはあることになるので、もう少し数は減ると思いますが。
しかし、大体の場合は今回と同じように、ある程度は狭い範囲に集中して不良セクタが存在する事のほうが一般的です。
ですので、今回の例でいうと、おおよそ10MB前後の一定の場所が読み込めない状況ということになり、たとえば写真などであれば、10ファイル以下程度しか影響を受けないということが言えます。
少なくとも「2000個」という数字で考えるより、被害の程度が小さいのだなということがわかっていただけると思います。
というわけで今回もかなり復旧率が高い状態でお渡しできました。
いつも通り、バックアップの大事さをお話しさせていただき納品です。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は DELL ノートパソコン Inspiron 15zからのデータ復旧です。。
遠方のお客様で、宅配便で送付されてきました。
お電話での聞き取りでは、何やら英語の文字が出てWindowsが起動しないということでした。
おおよそハードディスクが壊れているだろうなという予想です。
症状はこの通り。
「Internal hard disk draive not found......」ということで、内蔵ハードディスクが見つかりませんよということです。
この時点でハードディスクの故障確定です。
しかも相当に重症であることも読み取れます。
なにせ「ハードディスクがありませんよ」ですから。
ではではハードディスク取り出しです。
今回は写真つきです。
まず、裏のネジは全部外します。
そのうえで、キーボードを縁にある爪を一つ一つ外して取り外します。
そして、キーボードを外した下にあるネジも外します。
こんな感じになります。
結線をすべて外して、アッパーケースを取り外します。
ハードディスクが見えてきました。
最後にハードディスクにかぶさっているバッテリーを外します。
これでハードディスク取り出し完了です。
搭載されているハードディスクはSeagateのMomentus Thinシリーズ ST500LT012 7mm厚の500GBハードディスクです。
予想通り重症です。
復旧作業もかなり難航し、時間もかかってしまいましたが、なんとかデータを引き渡せるまでに至りました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はWesterndigital製 WD10JPVXからのデータ復旧です。。
このハードディスクは外付けハードディスクとして使用されていたものということです。
お客様が単品のハードディスクを購入され、ハードディスクケースを別に購入され、外付けハードディスクとして使っていたとのことです。
何が問題かというと、前にもありましたが、誤った操作で「回復ドライブ」をこのハードディスク上に作ってしまったという問題です。
このとおり、32GBの回復ドライブができています。
これだけで見ると、あたかも32GBの大きさの何かのドライブかなというように見えますが、ディスクの管理で見てみるとこのような感じです。
1TBのハードディスクの先頭に、32GBの領域が作られ、それ以外は「未割り当て」の領域となっています。
ちなみにお客様は、外付けハードディスクですが3つのパーテーションに切って使われていたとのことです。
後方の2つのパーテーションは完全復旧できると考えられますが、先頭のパーテーションだったところはディレクトリ構造を失っている可能性もあります。
結果はというと、ちゃんとディレクトリを維持したまま復旧できました。
回復ドライブをきちんと作ると32GBの領域にほぼ100%データが書き込まれるのですが、写真を見ると分かる通り、400MBほどしか書き込まれていません。
これはお客様が間違った操作をしたことに即座に気づき、すぐ作成を中止したためです。
おそらくこのことが奏功したと思われます。
400MBの書き込みがあるので、無傷とは言えませんが、先頭パーテーションのデータも、かなり整合性が高い状態で復旧できました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はBONZARTというブランドの 512GB SDカードからのデータ復旧です。。
BONZARTとは聞きなれないなと思ったところ、デジタル系雑貨を扱う会社のブランドのようです。
まあ、それにしても512GBとは、SDカードとしては容量が大きいですね。
お客様はタブレットを外出で使用しているので、その関係でSDカードということのようです。
状況はというとこんな感じです。
リムーバブルメディアのFドライブとして表示されているのがそれです。
開こうとすると・・・・・
「F:\にはアクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」というメッセージで開けません。
論理障害がもとで出る、よくあるエラーメッセージの一つですね。
ちなみに512GBの半分ほどは使用されているようです。
お仕事でお使いの250GBものデータ消失となると、そのインパクトは軽くはないです。
早速急いで復旧作業です。
SDカードとはいえ、512GBもの容量となると、復旧作業もそれなりに時間がかかります。
何とかお預かり翌日にはデータ引き渡しができました。
しかし、今後もこのようなデータ管理ですと、いつまた同じような目に合うのかわかりません。
そのあたりのご相談もさせていただき、お引渡ししました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はDELL製 ノートパソコン Inspiron N5110からのデータ復旧です。。
状況としては、Windowsログイン手前で画面はそのまま、いつまでたってもログインできないでいる、という感じです。。
この画面で、中央の「グルグル」が回ったままで、一向に進む気配がありません。ただ、ポイントの一つとして、年末にWindows10にアップグレードしたということだそうで、そこからおかしくなったとのことです。
今はもう無償アップグレード期間は終了しているのですが、MicrosoftのWebサイトから必要なデータを持って来れば、今でも手動でアップグレードは可能です。
ただ、実際にアップグレードを行うのはかなりリスキーと考えます。
もしかしてこの症状も、Windows10にアップグレードした結果かもしれません。
というか、その確率がかなり高いなと思いつつ作業開始です。
まずは、いずれにしてもハードディスク取り出しです。
その健全性を確かめてみないことには、すべては推測ですので。
たいていのノートパソコンは、ある程度分解していくとハードディスクにアクセスできますし、モノによっては分解の必要なくアクセス可能なものもあります。
しかしこの機種は、分解していってマザーボードが見えたなと思ったら、その裏側にハードディスクが搭載されています。
ですので、マザーボードも取り出さなければなりません。
少しだけ難易度が高いですね。
分解慣れしていない方にはちょっとやめておいたほうがいいかなというレベルですね。
これが取り出したマザーボードです。
マザーを取り出してひっくり返すと、裏側にハードディスクという感じで。
ハードディスクはSeagate製のST9750420AS 750GB AFT仕様のハードディスクです。
検査してみたところ、なんとハードディスクに損傷発見です。
ただしある程度軽かったので、ログイン直前までは進むことができたのでしょう。
データ取り出しを行い、パソコンもハードディスク交換し、元のOSであるWindows7を入れなおして納品です。
できればWindows10にはしないほうが安全かもしれませんよと付け加えて、お客様にお渡ししました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はASUS製 ノートパソコン X555Uからのデータ復旧です。。
例によってまったく電源が入らなくなったものです。
いつも通りですが、この状態であればハードディスクは無傷のはずです。
データ復旧というよりは、データ移動という言葉のほうが合っている感じです。
早速ハードディスクを取り出します。
Seagate製 ST2000LM003 2TBのAFT仕様です。
結構な量のデータがありました。
すべてをお客様の外付けハードディスクに取り出してお渡しです。
このパターンのものは先にも書いたとおり、データ復旧というよりはデータ移動という感じのものです。
当社では、本当の意味での「データ復旧」とは別の価格設定をしておりますので、安価にデータが手元に戻ります。
お気軽にお問い合わせください。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はWesternDigital製 3.5インチ 内蔵ハードディスク WD10EALXからのデータ復旧です。。
いきなりむき出しのハードディスクですが、お客様自身がパソコンから取り出してきたものです。
元はSONY VAIOのモニタ一体型デスクトップPCに内蔵されていたとのことです。
起動不能に陥って、パソコンはあきらめたものの、データだけは何とかと思い、モニタ一体型パソコンを持ってくるのは重く面倒で、結果ハードディスクだけ取り出してきたということです。
確かに重くて大きいですからね。
ノートパソコンのようにサッと持ってこれないのは確かです。
でも、お客様自身が取り出すスキルがあったんですね。
それはさておき、早速解析してみます。
不良セクタが結構な数でており、これでは起動できないなという当然の結果でした。
ある程度難航したデータ復旧作業となりましたが、お客様には満足いただける結果となり一安心です。
ありがとうございました。