こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はDELL製 ノートパソコン Inspiron 15z Ultrabookからのデータ復旧です。。
まったく電源が入らないとのことで持ち込まれましたが、確認してみてもそのとおりです。
パソコン自体は買い替えようと考えられているとのことで、データだけ何とかなれば、ということです。
では早速ハードディスクを取り出しましょう。
この機種は、裏側のネジをとって、キーボードを外してその下にあるネジもとると、パームレスト側が外れてくる感じです。
ハードディスクはWesternDigitalのWD5000LPVX AFT仕様 7mm厚 500GBのハードディスクです。
電源が入らないということは、マザーボードの故障であり、ハードディスクには問題ないだろうと考えていました。
ところが詳細に診断してみたところ、ハードディスクにも軽度の損傷がありました。
もっとも、データ復旧作業には影響を与えないような損傷でしたので、データ取り出しはスムーズに完了しました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は東芝製 HD-AB20TK 2TBのポータブル外付けハードディスクからのデータ復旧です。。
この外付けハードディスクは、ハードディスク本体の基板部分に、USBインターフェースを直接乗せているタイプです。
ハードディスクメーカーならではの仕様ということになるでしょう。
通常はSATAのインターフェースにUSB変換基板を接続するのですが、製造メーカーならではの直付けタイプです。
ちなみに、現時点においてハードディスク製造メーカーとは、東芝、WesternDigital、Seagateの3社のみです。
これ以外の、皆さんが「ハードディスクメーカー」と思っているところは、製造メーカーではありません。
上記3社のどこかからハードディスクを仕入れて、外付けにして売っているのです。
「HGST」というブランドも存在していますが、これは元の「日立グローバルストレージテクノロジー」をWesternDigitalが買収し、ブランド名として残したというもので、やはりWesternDigital社ということになります。
で本題ですが、中身のハードディスクは MQ01UBB200 という14mm厚の2.5インチハードディスクです。
厚みありますねー。
直付けなので取り出す必要はないのですが、写真撮影のためですね。
症状としては、コンピュータに接続してもディスク情報が表示されません。
一応クリックしてみると「パラメーターが間違っています」の表示。
この症状からすると、当社で分類する「重度の障害」というわけではなさそうです。
ただ、USBインターフェースの直付けというのが曲者です。
通常のインターフェースよりは、ちょっとひねりを入れなければなりません。
結果はやはり当社分類中程度での復旧可能となりました。
1TBほどのデータが確認できました。
別途用意した外付けハードディスクに格納して納品です。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は富士通製 ノートパソコン LIFEBOOK AH77/M(FMVA77MWJ)からのデータ復旧です。。
全く電源が入らないという症状で持ち込まれました。
お客さによると落下させてしまったようだとのことです。
外装の角の部分に“欠け”がありました。
間違いなく落下させてしまったようです。。
落下で電源が入らなくなるとは、相当の衝撃ということになります。
お客さとしてはパソコンはいいので、データさえ取り出せればということです。
一応分解して内部を点検しましたが、目視で確認できる損傷は内部にはありませんでした。
状況から考えるとマザーボードの故障です。
マザーボード交換ともなると、修理していい金額とは言えません。
ですので、お客様のご希望通り、データ復旧のみを行うということになりました。
取り出したハードディスクは東芝製 MQ01ABD100 1TBのハードディスクです。
落下の影響でしょう、ある程度の不良セクタが存在しています。
しかし、データ復旧作業に大きな障害とはならない程度の軽度障害でした。
別途外付けハードディスクにデータを格納して納品です。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は富士通製 モニタ一体型PC ESPRIMO FH78/RD(FMVF78RDB)からのデータ復旧です。。
またしても、ハードウェア的な故障等ではありませんでした。
ただし「結果的には」という話ですが。
余談ですがこのパソコン、画面下裏に円筒形の物体がくっついいています。
考えればわかりますが、スピーカーですね。
パソコンのスピーカーとしてはデカイですね。
外付けの外部スピーカならわかりますが、PC本体のものとしては立派な大きさです。
さて本題ですが、症状はこんな感じです。
自動修復が失敗しています。
このほかにも、PCのリフレッシュ機能とかもろもろ試してみましたが、すべて失敗に終わります。
普通に考えると、一番可能性が高いのはHDDのクラッシュです。
ぱぱっとハードディスクを取り出します。
東芝製 DT01ACA300 3TBの3.5インチハードディスクです。
まあお決まりのパターンだろうと考え検査してみますが、なんと何の異常も見つかりません。
どういうわけかなと思いつつ、Windows上で見てみますと、やはり普通に認識しドライブも開くことができます。
お客様はパソコンもさることながら、データも気にされていたので、マイドキュメントやらピクチャのある階層を見てみました。。
そしたらなんと、何もないです・・・・。
通常は「C:\User\(UserName)」の中にドキュメントやデスクトップ、ピクチャなどのフォルダがあるはずです。
その他にも隠しフォルダの「AppData」などのフォルダも一切ありません。
それどころか「パブリック」のフォルダも丸ごとなくなっています。
これはなんだということで、ドライブの総使用量を見ると20GB少々しか使っていません。
そんなことがあるわけありません。
ナショナルメーカーのPCであれば、いろいろなソフトウェアを付属しいますので、完全な初期状態でも30~50GBの使用量は最低でもあるはずです。
誤操作による削除ということでしょう。
大体いつもそうですが、使用者にはその自覚はありません。
半分以上のケースで、使用者には誤操作の自覚がないものなのです。
ということは、Windowsフォルダも無傷ではないかもしれません。
これが起動できない原因ということです。
自動修復など効き目があるはずありません。
データ復旧を行い、パソコンはリカバリしての納品となりました。
皆さんも誤操作には十分お気を付けください。
いやいや、それよりもバックアップがあれば、誤操作してもダメージは最小限ですので、そちらのほうが大事です。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はBUFFALO(バッファロー)製 HD-LB2.0TU3-BKCからのデータ復旧です。
今回も前回と同様、ハードウェア的な故障等ではありません。
種類的には、誤削除・誤操作系によりデータを失ったパターンです。
どなたでも誤操作はあり得ます。
パソコンに関することを職業としている私でも、ちょっと上を押してしまった、ちょっと右にずれてクリックしてしまった、なんてことはないわけではありません。
しかし、それに気づけば「事故」は起きません。
今回はそのことに気づかずに、誤操作を完了させてしまったようです。
結果として、このようになったわけです。
画像の表示上で「Fドライブ」になっているものが問題の部分です。
この画像だけ見ると「32GBのUSBメモリに回復ドライブを作成したんだね」ということに見えます。
しかし実際は・・・・
「ディスクの管理」を見てみると、2TBの外付けハードディスクの先頭32GB部分に、回復ドライブを作ってしまったことがわかります。
お客様的には「今まであった写真がすべてなくなってしまった」という訴えでお持込のものでした。
「なくなった」とはどういうことかなと思いつつ、お持ちいただいたものを見てみたところ、このような状態だったわけです。
ですので、どうやら誤操作してしまったという認識もなかったようです。
では、ケースを外して中を見てみます。
SeagateのST2000DM001、2TBのAFT仕様ハードディスクです。
かなりの量の写真があったそうです。
ちなみに、ハードウェア的に故障がないので、USB接続でも復旧は可能なのですが、基本的には当社ではケースから取り出します。
現時点において、ハードディスクが健全かどうかについても調べておくためです。
結果は、故障ではなく誤消去・誤操作ですので、概ねやる前から見えています。
一つはほぼすべてのファイル名・フォルダ構造を失っているでしょうこと。
もう一つは、先頭32GBの領域に書き込まれていたものは、絶対に復旧することがないこと。
ただの消去、あるいはフォーマットしただけ、であれば完全復旧も可能です(NTFSやFAT32の場合)。
しかし今回は、先頭32GBにみっちりデータが上書きされているので、それは無理な相談です。
このような場合には、拡張子ごとの復旧になります。
写真であれば、サムネイル表示もあるので拡張子ごとでもなんとかなりますので、今回はラッキーでした。
しかし、大量のテキスト系のデータだと、1個1個を開いてみるまで、何のファイルかわからないということになるので、あと始末も膨大な作業になります。
誤操作・誤消去には十二分にお気を付けください。
また、やってしまった時には、それ以上何もせずにご連絡ください。
それがより多く、より正しく復旧できることの第一歩ですので。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はBUFFALO(バッファロー)製 HD-LB1.0TI3/Nからのデータ復旧です。
厳密には「データ復旧」という言い方は正しくないかもしれません。
というのは、本案件ではこの製品が壊れているわけではないからです。
個体としてのこの外付けハードディスクは、正常動作しています。
なのになぜ当社に持ち込まれたかというと、この外付けハードディスクがNAS(ネットワークハードディスク)のバックアップHDDとして稼働していたからです。
NAS本体側に不具合が生じたため、バックアップファイルの出番となったわけです。
しかしです、NASの機能としてのバックアップ機能を設定すると、バックアップ先のハードディスクはEXT3とか、XFSなどというファイルフォーマットとなります。
そもそもNASそのものも、このEXT3とかXFSという形式でフォーマットされています。
このフォーマット形式は「Linux」というOSのファイルフォーマットです。
今まで何回かお話してきましたが、NASというのはLinuxというOSで動作しているコンピュータなのです。
例えば、Macで使用している外付けハードディスクを、そのままWindowsPCに接続して読み込めるかというと、それはできません。
最初からそれを想定している場合は別ですが、通常はMacでの使用だけを想定している場合には、Mac独自のHFS+などのファイルフォーマットを使用するのが普通です。
ですので、Windowsでそのまま読み込むことはできません。
それと同じように、Linux独自のファイルフォーマットのものを、そのままでWindowsで読み込むことはできません。
Windowsで読み込むにはいくつかの方法がありますが、その知識がない場合、あるいはあっても自身で作業するのが不安な場合は、当社のようなところに依頼することになります。
というわけで作業開始ですが、急ぎの案件ですのでUSB3.0での接続でも早いですが、やはり内部接続のほうが早いので、ハードディスクを取り出します。
ハードディスクは東芝製 DT01ACA100 1TBのAFTハードディスクです。
先のとおり、ハードディスクが故障しているわけではありませんので、このハードディスクからデータを抜き取り、通常のNTFSでフォーマットされた外付けハードディスクに移して完了です。
それとNASも新規に設置・設定させていただき、すべて完了となりました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回は富士通 LIFEBOOK UH75/H(FMVU75HS) からのデータ復旧です。
お客様によると、まずは電源が入らなくなったそうです。
何回試しても電源が入ることはなく、そこでリセットスイッチを押してみたとのことです。
これがあるノートパソコン、無いノートパソコンもありますが、ある場合は大体こんな感じです。
赤矢印で示したところです。
拡大すると、
こういった「穴」になっていて、ここにクリップの先とかで中のボタンを押すという感じです。
なんとそれで電源が入るようになったそうです。
リセットボタンを押したら電源が入るようになるというのも、いまいち腑に落ちないところではありますが。
とはいうものの一瞬喜んだらしいのですが、いざ電源が入ってみると
問答無用のこの画面から、
「トラブル解決ナビ」に到着です。
「トラブル解決ナビ」とは、富士通独自のユーティリティソフトで、機体のリカバリや修復等を行えるものです。
喜べないのは、このお客様の場合、大事なのは中のデータであって、パソコンそのものはその次の話だからです。
そういうわけでデータ取り出しのご依頼でいらっしゃいました。
早速ハードディスクを取り出してみます。
この機種の場合、ボトムケースのネジを全部はずせば、ボトムケース全体が外れて、中身全体とご対面です。
ハードディスクはWesternDigitalのWD5000LPVT 500GBの非AFT仕様のハードディスクです。
調べてみたところ、まずハードディスクは損傷していました。
しかし非常に軽度だったので、安い費用でさっと取り出すことができました。
パソコンのほうは買い替えを検討されるとのことで、そのままお返しし、データのみ納品して完了です。
実際のところ、ハードディスクが損傷していることは確定ですが、そのことと当初の「電源が入らない」症状は直接つながりがありません。
となると、他にもどこか不具合部分が存在しそうです。
ここは買い替えのほうが賢明ですね。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はSONY VAIO VGN-FW30B からのデータ復旧です。
電源が入らなくなって1年経つそうですが、放置されたままになっていたそうです。
しかし、自身にとって大事なデータが入っていることにはたと気づき、お持込されるということになりました。
Windows VistaがOSのパソコンですので、当然ですが修理を考えているわけではありません。
もっともお客様が「修理」と言い出したら、全力で止めに行くことになるのですが。
「電源が入らない」という症状は、普通に考えてマザーボードが損傷していると考えるところなので、まずハードディスクには問題ないはずです。
問題があるとすれば「1年間放置した」ことのほうです。
電気製品・パソコンに限らず、モノといううのは使わないで置いておいただけだから劣化しない、というものではありません。
電気モノであれば特に湿度などの影響で、放っておいただけでも異常をきたすことがあります。
1年間の放置で何かが起きていないか、とりあえずハードディスク取り出しです。
SeagateのST9200827ASという200GBの非AFT仕様ハードディスクです。
200GBのハードディスクというところが、しみじみ時代を感じます。
結果としては、ハードディスクは健在のままでした。
お客様のご要望で、現在はMacをお使いとのことで、当社で外付けハードディスクをご用意させていただき、それをMacのHFS+でフォーマットし、それにデータを移し替えての納入となりました。
皆さんも、いつかデータを取出ししようと思って、放置したままになっている機器はありませんか?
今回は運よく何事もありませんでしたが、いつもそううまくいくわけではありません。
データ取り出しを考えているものがあれば、なるべく早めに作業に取り掛かりましょう
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はアイ・オー・データ(I・O DATA)製 ネットワークハードディスク HDL-CE1.0S からのデータ復旧です。
2013年ころに発売された製品です。
お客様も大体3、4年使用しているとのことでした。
もうすでにお客様ご自身が、起動しないのでデータ復旧してほしいということで、付属物一切なしでのお持込でした。
ですので、電源投入するとどうなるのかはわかっていません。
それではということで、早速ハードディスクを取り出してみます。
SeagateのST1000DM003という1TBのAFT仕様ハードディスクです。
このハードディスク、正直なところあまり使用したくない型番のハードディスクです。
ファームウェアアップデートが頻繁にされたり、あまりいい情報がありません。
実際、当社もあまりいい目に合っていないのも事実です。
そして、結構NASに使用されている確率高めかなと思っています(ここはあくまで肌感覚ですが)。
しかし、バルク品のハードディスクとか、ハードディスク単品買いならいざ知らず、外付けハードディスクやNASを購入する場合には、どんなハードディスクが使われているかはわかりません。
結局何を使用してもバックアップをきっちりしておくとい以外にないわけですが。
で、解析結果ですが、それはもう起動するわけないですね、という状況でした。
NASのハードディスクには、前方の領域にシステムが使用するパーテーションが複数あるのですが、ここの領域に、ものすごい数の不良セクタが存在していました。
これではまともに起動するわけがありません。
幸いなことに、データ領域についてはそこまでのダメージはありませんでした。
ほぼほぼ100%復旧という結果となりました。
ありがとうございました。
こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。
今回はBuffalo(バッファロー)製 ネットワークハードディスク LS-L320GL からのデータ復旧です。
2007年ころに発売開始された製品ですので、9年、10年経っているものということになります。
写真は電源投入した状況です。
見づらいですが、表面上はインジケータランプも正常な点灯の仕方となっていますが、フォルダにはアクセスできません。
それでは、BuffaloのNAS Navigator2ではどう見えるのかを確認します。
「EMモード」になっているということです。
バッファローによるとこれは「製品のファームウェアが破損して、製品が"エマージェンシーモード"の状態」になっているというわけです。
なぜファームウェアが破損したか、という理由はわからないわけですが、とにかくまともに起動していないというわけです。
ファームウェアとはなんなのかというと、簡単に言えばその機器を制御するソフトウェアということになります。
NAS Navigator2曰くは、「ファームウェアのアップデート」か「修理センターに連絡」をしてくださいということです。
が、そんなわけにはいきません。
修理センターに連絡したら何日かかるのかという話ですし、ファームウェアのアップデートもある意味賭けです。
大事なデータが入っていなくて、これそのものが動くかどうかという話であれば、一か八か試してみようってのもありかもしれません。
しかし、失ってはいけないデータが入っているのであれば、それは絶対になしです。
「製品のファームウェアが破損」しているのはわかっていますが、それがなぜなのかはわからないわけです。
おおもとの原因がわからいのに、結果どうなるかわからない対処は禁物です。
機器よりデータが大事な場合には、データ復旧作業を優先して行うことが吉となります。
そこでハードディスクを取り出してみます。
SAMSUNのHD321KJという320GBのハードディスクです。
昔の製品ならではです。
現在はSAMSUNは、ハードディスク事業をSeagateに売却してしまったので、SAMSUNのハードディスクはありません。
結果的には、お客様が何もせずに(ファームウェアアップデートなどせずに)お持込いただいたおかげもあって、きっちり100%の復旧となりました。
復旧したデータは、お客様がご用意された新品のハードディスクに格納してお渡しです。
ありがとうございました。